強化ガラスとは

ガラスについて呟き

強化ガラスとは

強化ガラスはガラスの種類の中でも特にポピュラーな物のひとつであり、ガラステーブルなどをはじめとして、強度が求められる製品にはよく使用されることとなります。ではこの種類の特徴はどこにあるのかというと、これは言うまでもなくその「耐風圧性」にあります。
通常のものだと割れてしまうような圧力を加えられたとしても割れることはなく、その耐風圧性は一般的なものと比較して3.5~4倍ほどになるとされています。また「割れた時に粉々になる」ということも特徴の一つです。

通常のガラスが割れた場合には破片となって飛び散るのですが、強化ガラスが割れたという場合には粉々になって砕け散りますから、割れた直後の場所であっても危険性は非常に小さくなります。そのため店舗など、安全を守らなくてはならない場所ではよく使用される物となるのですが、同時に知っておかなくてはならないのが「防犯性には欠ける」ということです。

「強化」という言葉は一見すると「割れない」というようなイメージを抱きますが、これは大きな間違いです。
この種類は広い範囲に等しく加わる圧力に対しては強い耐久性を示しますが、ハンマーなどによる一点集中の圧力には非常に弱いのです。
割れた後でも安全であるために泥棒にとっては「格好のターゲット」となりますから、防犯性を求める部分に関しては「防犯ガラス」を別に採用するようにしてください。